ちいさなころ いつも見てた壁の向こうには 知らない世界が広がっていて お茶会が開かれている 雨上がりの水たまりの向こうにも 深くて広いきれいな世界が広がっているの そんなことばかりを考えていたあのころ

春うららかな日の 木漏れ日をとじこめたレモネード キラキラ ガラスに反射して まるで小さな宝石箱みたい やわらかな陽だまりの中で のんびりゆっくり 眠っちゃおう

とっても冷える 冬の朝 小鍋でコトコトあたためたミルクに お庭でとれたレモンを少し あの人がくれたお土産のハチミツもいれて なんだか心に沁みるのは きみが隣にいてくれるからかな

きらきら ゆらゆら やさしい光 なんだか眠たくなっちゃうような 心地いい日々を集めて きみにプレゼント 一緒にのんびりしましょうか

水色のお気に入りのワンピースを着て 野原にお花を摘みにいく 白、黄色、ピンク、色とりどりのお花たち 家についたら紅茶を淹れて ゆっくりのんびり 今日はおやすみ 心地いい夢を みれたかな

今日はあの子の誕生日 昨日拾った星屑を ミルクと煮込んでスープにしよう 花かんむりはシロツメクサで 真白なあの子によく似合う ケーキの飾りは銀色の 想い出と一緒にのせましょう 夕日の明かりを灯したら みんなでいっしょに歌いましょう

踊りましょう 今夜は 月の光をスポットライトに 星のリズムで軽やかに

今日もさむいね ぼくのマフラー きみに貸してあげる 春の陽射しを一足お先に たくさん浴びて あたためておいたから 少しばかり眩しくて ぽかぽかしてる やさしい日々に 寄り添えますように